天野山 金剛寺(真言宗御室派)


酒造る寺たのもしや雪のくれ  (西吟)

 この金剛寺は吉川英治さんの著書”宮本武蔵”に天野村にあるお寺として登場します。
 その他にも南北朝時代の行在所になったりと歴史の表舞台に登場します、また昔はお酒を作っていました。

 今は桜や紅葉がきれいなお寺で、10月には「天野山観月まつり」が行われて時代衣装行列などがあります。

交通(最寄り駅など)

南海電鉄の「河内長野」駅から南海バスに乗車し「天野山」バス停で下車します。

お寺には駐車場もあります。

参拝のお勧め時期

春の桜や秋の紅葉がきれいなお寺です、また観月亭から眺めるの中秋の名月が有名で10月には「天野山観月まつり」が行われます。

山門

金剛寺の山門

  下の「天野山金剛寺前」交差点にある門をくぐって進むと左の写真のような大きく立派な門があります。


金剛寺の山門

「天野山金剛寺前」交差点にある門。

境内

金剛寺の境内

 この金剛寺は僧正行基が創建し、弘法大師が真言密教修行の霊地とします。

 しかしその後に荒廃するのですが、永万元年(1165年)のある夜の阿観上人に”高野明神、夢に霊告あり。河内国天野沢に往いて廃蹟を興すべしとぞ。”と告げられ再興します。

 その後、八条女院(後白河法皇の妹)に真如親王筆の弘法大師御影を高野山から遷してもらったり、また阿観上人に女性の弟子(尼)がいたなどで”女人高野”としました。

 また南北朝時代の行在所になったこともあり、歴史の表舞台に登場します。


  • 本尊は大日如来で重要文化財です、この他にも貴重な文化財を持つお寺です。
  • また、この天野山金剛寺は”大阪みどりの百選”に選ばれています。
金剛寺の紅葉 金剛寺の地蔵

 普通お寺では”クンシュ山門に入るを許さず”というのが掟のようになっています、これは臭いの強い物(酒やニラ・にんにく等の野菜)を口にしたものは入山してはならないという意味だそうですが、ここ金剛寺ではかつて坊舎で酒を醸造していました。

 吉川英治さんの著書”宮本武蔵”に天野山金剛寺(天野村)が登場します、地酒である”天野酒”も豊臣秀吉などが賞味と紹介されています。

 (このお酒は現在も”天野酒”として(蔵元が)河内長野駅近くで醸造しています。)

 お酒の他にもこのお寺には屋号があって商売上手(?)なお寺だと聞いたことがあります。

 また吉川英治さんの”宮本武蔵”の中で武蔵に決闘を申し込んだ者の中の1人に権之助という人物がいて、決闘中の母の助言(導母の一手)によって相打ちに持ち込むのですが、受けた傷で武蔵は負けを認めます。

 この母の死後に権之助は武蔵に弟子入りし、一度各々が別れての修行中に権之助は母の位牌をこの金剛寺に納め供養してもらうという場面があります。(宮本武蔵は諸説いろいろあるようです。)

金剛寺の紅葉 金剛寺の紅葉
金剛寺の境内
金剛寺の境内
金剛寺の境内

天野山 金剛寺(真言宗御室派)