冬の岩湧山(新日本百名山)

冬の岩湧山

 四季のそれぞれできれいな風景が広がる岩湧山の山頂、冬の岩湧山は静かで幻想的な風景が広がるので個人的には一番好きです。また、その日によっては遠く(大阪・神戸)まで見渡すことも出来ます。

 以前、四季彩館周辺でイノシシを見たことがありますので、イノシシにご注意ください。

( ここの写真は2008年・2010年の冬(1月)に撮影しました。 )

岩湧寺大門跡

岩湧の森、かつてこの辺に岩湧寺の大門があったとのこと。

 神納バス停から歩き出して1時間位で写真の場所に到着、「岩湧の森」と刻まれた石柱の近くに小さな木の標示に「岩湧寺大門跡」とありました。


 途中のカフェ”チェルシー”さんと”珈琲岩湧屋”さんはお休みでした。(チェルシーさんは12月〜3月頃までお休みだそうです。)

岩湧山登山道”きゅうざかの道”の落葉樹林周辺は凍結にも注意。

”きゅうざかの道”の落葉樹林周辺は凍結にも注意。

 ”きゅうざかの道”の落葉樹林周辺は降り積もった雪が踏み固められて氷のようになっていたり、気温の低下で凍結している場合がありますので注意しないと転倒します。
 短い区間ですがアイゼンが必要になるかもしれません。

岩湧山カヤ場の入り口

カヤ場の入り口

 冬は空が雪雲に覆われると、昼間でも暗く感じます。
 でも雪雲かららのぞく青空があると、とてもきれいです。

雪雲かららのぞく青空。

 カヤ場の入り口にトイレがあります。

岩湧山の山頂へ。

太陽を背にしたカヤ。

 カヤ場の入り口からしばらく木の階段を登ります、するとやがて右手に大阪の市街地が見渡せるようになり、振り向くと金剛山周辺が見えます。(撮影時は金剛山は雲に隠れていました。)

岩湧山の山頂から見た大阪の市街地。

岩湧山の山頂から見た大阪の市街地。

 天候が良ければ、冬は空気が澄んでいるので遠くまで(大阪の市街地・大阪湾・神戸)きれいに見えます。


 岩湧山の山頂にテントを張って宿泊する人がいたのですが、その人はきっときれいな夜景も楽しめたと思います。

岩湧山のカヤ場。

岩湧山のカヤ場。

 カヤは乾燥しているので風が吹くと乾いた冬の音がします。


 冬の岩湧山は金剛山より静かで寂しいくらいだと思います、心が疲れたときなどは暖かい飲み物と服装(山頂は火気厳禁)で登ってみるといいと思います。


岩湧山のカヤ場。

岩湧山のカヤ場。


 冬のカヤ場の道は積雪・凍結している時もあれば、ぬかるんでいる場合もありますので、念のため靴は登山靴にしてアイゼンも用意して行くことをお勧めします。

岩湧山のカヤ場。
きれいな色の空。

 天候にもよりますが、岩湧山のカヤ場の上に広がる空もとてもきれいな時がありますので、空にも注目してみてください。


 夕方の空がとてもきれいです、まさしくマジックアワーです。 でも”きゅうざかの道”・”いわわきの道”などの下山道は夕刻には山の影になるので暗くなるのが早いです、ライトを持参していない場合は、遅くとも夕方4時(岩湧寺周辺に車を駐車している場合)前には下山するようにします。

冬のハバヤマボクチ。

冬のハバヤマボクチ。

 カヤに混じってハバヤマボクチがいます、冬枯れしているハバヤマボクチも岩湧山の冬を演出しています。

夕闇迫る岩湧山のカヤ場

夕闇迫る岩湧山のカヤ場。

 物悲しさを感じる、カヤのシルエット。


 またこの時、太陽が沈んで一気に気温が下がって来て、手袋していなかった手がかじかんで手に力が入らなくなりました。(カメラの操作も出来ないくらいになってきました。)

太陽が沈んで、ぬかるんでいた岩湧山の道も凍り始める。

 日没となると気温が低下し、ぬかるんでいた道も凍り始めます。 岩湧山は金剛山より低い山ですが、金剛山と違い山頂に売店や宿泊施設は無く(トイレはあります)、ロープウェイもありませんので 甘く考えずに冬の登山準備をして冬の岩湧山を登ってください。

冬の岩湧山(新日本百名山)